テレホンカードの使い方・お得な使い道– まだ使えるのかを解説 –

令和の時代、ほとんど見る機会がなくなったテレホンカードですが、今でも現役で使われています。

公衆電話は災害時でも電話がつながりやすいことから、一部では防災の観点からテレホンカードが再注目されているんです。

このページでは、テレホンカードの使い方や使い道、どこで買えるかなどについてまとめました。

テレホンカードを知らない世代でも分かりやすいように、画像つきで丁寧に説明します！

テレホンカードは2023年現在でも使える

2023年現在、テレホンカードは今でも現役で使用可能です。

磁気テレホンカード(使用ごとに穴が空くタイプ)は有効期限がないので、昔買ったまま自宅で眠っているものでも、残高さえあれば使えますよ。

ただし、一時期販売されていたICテレホンカードだけは現在は使用できません。

ICカード公衆電話のサービスが2006年3月末で終了しているためです。

参考：NTT東日本「ICテレホンカードについて」

テレホンカードの種類や度数について

現在新品で販売されているテレホンカードは以下の2種類です。

テレホンカードの種類	販売価格	使える金額
105度数	1,000円(非課税)	1,050円分
50度数	500円(非課税)	500円分

また、絵柄はシンプルなものしかなく、アニメのイラストや芸能人の写真が印刷されたテレホンカードは新規発行されていません。

テレホンカードの度数は、そのカードが何円分利用できるかを表しています。

50度数なら500円分、105度数なら50円分のプレミアが付いて1,050円分の通話が可能です。

公衆電話は10円で最大76秒の通話ができるので、50度数のテレホンカードなら最大約63分、105度数のテレホンカードなら最大133分間通話できますよ。

公衆電話の10円あたりの通話時間は、距離や時間によって細かく異なります。
詳しい通話時間は以下のリンクから確認してください。

参考：NTT東日本「公衆電話料金」

テレホンカードはどこで買える？

新品のテレホンカードはコンビニで販売されていますよ。

テレホンカードが買えるお店は以下のとおりです。

意外と身近なお店で購入できますね。

ただし、店舗によっては品揃えがない場合があるので、実際に販売されているかどうかは各お店に問い合わせてみましょう。

テレホンカードはAmazonや楽天市場などのネット通販でも購入できますよ。

ネット通販なら在庫の有無が調べられるので、わざわざコンビニに在庫を確認するのが手間だと感じるなら、ネットのほうが確実かもしれませんね。

テレホンカードの使い道

テレホンカードは公衆電話以外に以下のような使い道があります。

これらのとおり、テレホンカードはNTTの通話料金の支払いにも使えます。

ただし、契約内容によってはテレホンカードでの支払い対象外の場合もあるので、詳しくは以下のリンクを参照してくださいね。

参考：NTT東日本のテレホンカードによる通話料支払いについて
参考：NTT西日本のテレホンカードによる通話料支払いについて

また、以前はブックオフでの支払いやビジネスホテルの宿泊代金にテレホンカードが利用できたことがありましたが、現在は使えるところがありません。

ドコモの支払いには使えない

テレホンカードがNTTの支払いに使えるのなら、子会社のドコモの料金支払にも使えるのではないかと思うかもしれません。

しかし、残念ながらドコモではテレホンカードは使えませんよ。

使用済みのテレホンカードの使い道は？

全部使い切ってしまったテレホンカード、使い道がないように思うかもしれませんね。

ただ、デザインが限定版などで希少価値が高い場合は買取での値段が高くなるので売るという使い道が出てきます。

公衆電話でテレホンカードを使う方法

それでは、実際に公衆電話でテレホンカードを使う方法を紹介しますね。

若い世代だと公衆電話を使ったことがないケースが多いと思います。

それ以外の世代でも、最後に使ったのが昔すぎて使い方を忘れてしまっていることがあるのではないでしょうか？

スマートフォンが壊れたけど電話を借りる相手がいなかったり、災害で携帯電話が使えなくなったりしたときに備えて予習しておきましょう。

▼テレホンカードの使い方は、動画でも紹介していますよ。

通話終了後のテレホンカードには穴が空きます。

メモリを目安に、穴が空いた位置からテレホンカードのおおよその残高が確認できますよ。使いかけのテレホンカードを久しぶりに見つけたときは、目安にしてみましょう。

また、公衆電話にテレホンカードを挿入すれば、残高が具体的な数字で表示されます。

▼公衆電話に表示されたテレホンカードの残高

(参考)公衆電話の場所

公衆電話の使い方が分かっても、公衆電話の場所を知らなければ使えませんよね。

基本的には、役場や病院、公民館などの近くに設置されていることが多いです。

自分の地域の公衆電話の位置は、以下のサイトで調べられますよ。

参考：東日本の公衆電話の場所
参考：西日本の公衆電話の場所

公衆電話の場所によっては、電話機が汚れていたり、虫や蜘蛛の巣だらけになっていたりすることがあります......。

気になる場合は、実際に公衆電話の設置場所に行って、きれいな電話がどこにあるか確認しておくと良いでしょう。

テレホンカードの払い戻しはできる？

テレホンカードは払い戻しができません。

NTT東日本の公式ページには以下のように記載があります。

弊社がお客さま宅を訪問、または電話するなどして買い取り等を行うことはありません。

NTT東日本「テレホンカードの買い取り、回収等への注意喚起について」

また、NTT西日本の公式ページには以下のような記載がありました。

NTT西日本では買取はしていません。

NTT西日本「未使用のテレホンカードの使い道について？」

テレホンカードは買取できる？

テレホンカードは携帯しておくと、万が一のときに役立つアイテムです。

今不要だからといって買取に出すよりは、防災用として持っておくのをおすすめします。

それでも買取に出したいという場合は、街中の金券買取ショップやインターネット上の金券買取サイトで買い取ってもらうことができます。

通常のテレホンカードであれば、額面金額の7割程度の値段で買取してもらえることが多いです。

ちなみに、有名人の写真がプリントされたものや、電電公社が発行したテレホンカードなどはプレミア付きになっており、場合によっては数十万円で取引されることもあるようですよ。

メルカリは残高なしのみOK・ヤフオク!はOK

人気フリマアプリのメルカリでは、残高のあるテレホンカードを出品することは禁止されています。

メルカリのルールが記載されているメルカリガイドには、規約違反になる出品物として「残高のあるプリペイドカード類(QUOカード、図書カード、テレホンカードなど)」と明記されていますよ。

参考：メルカリガイド「現金、金券類、カード類(禁止されている出品物)」

そのため、残高のないテレホンカードをメルカリに出品することは問題ありません。

一方で、オークションサイトのヤフオク!ではテレホンカードの出品は禁止されていませんよ。

ヤフオクのガイドライン細則にも書かれていません。

参考：ヤフオク!ガイドライン細則

テレホンカードの使い方がよくわかるブログ記事まとめ